アロマセラピーとは?
1985年英国人のロバートティスランドの著書「アロマテラピー・芳香療法理論と実際」が出版されたのが日本のアロマ元年とも言われています。
精油は1000年以上前から使われています。
ヨーロッパをはじめ日本でも、医療、歯科、美容、福祉、教育、オフィス環境改善など、多くの分野で活用されています。
アロマセラピーの目的
- 心と身体のリラックスやリフレッシュを促す
- 心と身体の健康を保ち、豊かな毎日を過ごす
- 心と身体のバランスを整え、本来の美しさを引き出す
アロマセラピーは、健康を高めストレスを和らげることにより人間の体の若返りと再生に役立つことを目指しています。
これは医学文明学上、様々な医療分野で使用・実践されてきたことです。
今日、アロマセラピーは最も包括的な自然療法の一つとして、広い分野で受け入れられています。
- 芳香療法
- 安全性
- 健康維持
認知症に効果的?
脳の海馬と呼ばれている箇所は記憶をつかさどる部位です。
海馬がダメージを受けると記憶障害を引き起こします。
この記憶障害が認知症の最初の症状だと思っている方が一般的ですが、実際には嗅覚障害です。
海馬がダメージを受けるよりも前に、匂いの情報を脳に送る「嗅神経」がダメージを受けています。
しかし、嗅覚を刺激することで新しい神経細胞が海馬で作られるため、認知症予防に繋がります。
- 記憶が蘇る
- 行動・心理症状の改善
アロマ療法に使用される精油にはリラックス効果があります。そのため、認知症の行動・心理症状の1つである「不穏」や「興奮状態」などの改善が期待できます。また、睡眠障害の改善にも効果があります。肉体的な症状の改善だけではなく、精神的な症状の改善にも効果があるのがアロマ療法となります。
脳が原因の疾患に効く?
人間には五感(味覚、聴覚、視覚、嗅覚、触覚)が備わってますが、嗅覚が一番脳までの神経が短いため、アロマは「脳」により素早く作用します。
アロマは鼻から吸ったり、皮膚に塗布したり、飲んだりする事で摂取するのですが、その電気信号が脳に直接作用することから、脳が原因の下記のような疾患の予防、治療の両面に効果があると言われています。
- 認知症
- アルツハイマー病
- ガン
- 肥満(食欲を抑える)
- 動脈硬化性疾患
- 女性特有の疾患
- 疼痛などの痛み
- 自律神経失調症
- その他症状(アレルギー性鼻炎、自律神経失調症、不眠症、精神疾患、パーキンソン病)
- 小児科疾患(アトピー性皮膚炎、小児喘息)
アロマセラピーの未来
臭いが脳に与える影響は、近年ようやく急速に解明され始めてきました。
精油を用いた治療「アロマセラピー」は、統合医療の一つのツールとしても期待されており、一般的な薬で治せなかった病気への期待も今後、注目されていくと思われます。
認知症、不眠症、躁鬱気質、統合失調症などの精神疾患から、ダイエットに至るまで、まずはアロマを日々の生活に取り入れることから始めましょう。